研究会の記録
(MAKINO 第122号 P13より抜粋)
第793回 野外研究会 2021.9.23.

小金井公園
椙田 道行(本会会員)

 923日(祭日「秋分の日」)武蔵小金井駅(中央線)中央口に10:00に集合した。天候に恵まれ、秋晴れの晴天であったが、30℃を超える猛暑日であった。当日の講師は大石征夫氏(本会会員)、案内役は田中肇氏(本会顧問)で、参加者は両氏を含めて15名(会員14、一般1)であった。15:30頃、東門で解散した。ご指導頂いた大石氏、田中氏にお礼申し上げます。
 駅からバスで「小金井橋」まで行き、バス停のたもとの「名勝小金井サクラ」の看板の前で、玉川上水の桜について説明を聞いた。玉川上水は江戸時代に作られた水路で、小金井公園(都立)の南側に沿って走っている。この両岸には江戸時代から多数の山桜が植えられ、大正末頃までは桜の名勝地であったと言う。そして、すぐ近くの小金井公園の西門まで歩き園内に入った。大石氏から当日の資料(公園内地図、同氏作成の公園樹木の種名・特徴一覧表)が配布され、今回は樹木を中心に観察する旨が話された。(以下略)
【写真:大石講師の説明を聞く(松田敬子撮影)】

 


研究会の記録
(MAKINO 第122号 P14より抜粋)
第794回 野外研究会 2021.10.14.

谷川岳山麓の紅葉 (森の観察シリーズ10)
森 弦一(本会会員)

 谷川岳ロープウェイ駅(土合口駅 標高746m)集合だったが、上毛高原駅で参加者全員(12名)が揃った。ロープウェイ駅までは、途中上越線水上駅経由で45分ほど。路線バスは大型ではないので、早めに乗り場に並ばないと坐れない。報告者は幸い谷本会長の隣に座席を確保できた。発車して山間を進むと、木々のびっしり生えた山が見えてくる。隣の谷本会長が「熊剥ぎ」を認め、教えてくださる。緑の針葉樹植林の一部に、赤茶けた樹冠が見える。見るか見えないかは、見る側に知識があるかないかで決まる。撮影すればよかった、と後悔したが後の祭り。ここに揭げた写真は、その時のものではなく、会長が他所で撮影されたもの。熊が狙うのは針葉樹であるが、被害に遭うのはスギが主らしい。なぜそのようなことをツキノワグマがするのかであるが、一つには樹液を舐めるとのことだった。「熊剥ぎ、理由」というような文言でインターネット検索すると、林業試験場などの報告が上がっており、その他の理由として(以下略)
【写真2点:熊剥ぎ(谷本丈夫撮影)/谷川岳の山容】



研究会の記録
(MAKINO 第122号 P15より抜粋)
第795回 野外研究会 2021.11.10.

高尾山のシダ
手塚 武博(本会会員)

 天気晴れ。昨日の大雨が嘘のように晴れ上がり、高尾山口駅前で10時には講師1名、係2名、参加者22名が集合した。丁度、紅葉シーズンに入ったためか、駅前には沢山のハイカーも集まっている。
 今日は、講師に「日本シダの会」関東支部幹事の倉俣武男氏をお招きし、高尾山1号路を薬王院迄歩く予定。倉俣氏は、常に長靴履きで、植物採集用の胴乱を肩にかけ、脇には大きな画帳を抱えておられるが、今日の場所は「明治の森高尾国定公園」ということで、さすがに胴乱はかけておられない。シダの説明をされる時は、その画帳にマジックインキで説明ポイントの絵を描き、時々優しい笑顔を浮かべながら丁寧に説明されるのが常だ。お話は簡潔でとても分かりやすいし、描かれる絵は図鑑の要点を見ているようで、観察ポイントがすぐに納得できたような気がする。なかなか優しいお方で、どんな質問にも丁寧にお応えいただけるし、当会にも何人かのファンがおられるようである。
 10時過ぎに駅前を出発し、先ず、1号路の入口で、「薬王院」の大きな石碑の台座に這うシノブを観察する。このシダは、シノブ玉としてインテリヤや盆栽にも使われている。(以下略)
【写真:サクライカグマ】