1月(1) 第826回 野外研究会
都立小山内裏公園
春をまちわびるかわいい冬芽たちと出会ってください。木々の冬芽は生活の知恵が凝縮されています。おもに落葉樹の冬芽五十種類以上をわかりやすく解説します。あしたからきっと冬の散歩が楽しくなります。ウグイスカグラ・キブシ・マルバアオダモ・クロモジ・ニガキ・ケヤキ・ガマズミ等。(係:岩崎敏子)

◼︎ 期 日 1月17日(水)雪・雨の場合は中止
◼︎ 集 合 京王相模原線 多摩境駅 10時
◼︎ 講 師 波多野 雅信(本会会員)
◼︎ 参加費 500円(非会員1000円/学生一律200円)
◼︎当日の連絡先 080-9215-4495(岩崎)

1月(2) 第827回 研究会
室内研修会
下記のように総会と恒例の講演会を開催いたします。(係:事務局)

◼︎ 期 日 1月28日(日)10時~16
◼︎ 会 場 新宿歴史博物館講堂(2階)(案内図参照)
      新宿区四谷三栄町12–16/Tel 03–3359–2131案内図参照
     (弁当など持参の場合は会場で召し上がれます)
◼︎総会  10:00―12:00(出席は会員のみ)*議事は会誌参照
◼︎講演会 13:00―15:30 
①講師と講演テーマ 13:00―14:10

  • ▶︎長島秀行(本会会員・東京理科大学名誉教授)温泉と生物私達は、温泉を人間のみが利用しているように思われがちであるが、実は、人間ばかりでなく、いろいろな生物が温泉を利用し,棲みかとしていることが明らかになっている。
  •  古くから、日本各地には野生動物による温泉の発見伝説が数多く知られていて、それに因んで、温泉名として鹿の湯、熊の湯、駒の湯、鷺(さぎ)の湯などが残されている。しかし、鹿が実際に温泉で傷を癒したとか、熊が温泉を発見したとかいう確かな証拠は見つかっていない。実際に、温泉に生息していることが明らかになっているのは、多くは細菌(バクテリア)や微細藻類、原生動物などの微生物である。
  •  温泉の微生物というと、2002年頃より公共温泉施設の循環浴槽におけるレジオネラ属菌による集団発症事件などが思い出されるが、ここでは病原菌ばかりでなく、自然の源泉と人工の温泉施設における様々な微生物の営みと、人間社会との関係について述べてみたい。

②講師と講演テーマ 14:20―15:30

  • ▶︎谷本𠀋夫(本会会長・宇都宮大学名誉教授)NHK趣味の園芸「牧野植物に出会う」こぼれ話NHKのテレビドラマ「らんまん」は牧野富太郎先生をモデルにして放送され人気番組でした。園芸植物の番組のミニコーナーでも牧野先生が親しんだ高尾山で、先生ゆかりの植物を紹介。その案内役を仰せつかって6回6種類の植物を訪ねました。スミレ、イナモリソウ、イワタバコ、ウバユリ、タマアジサイ、レモンエゴマ。選ばれた経過や残されていた牧野先生の論評など、放送にはならなかった話題、こぼれ話をまとめました。乞うご期待。

◼︎ 参加費 1000円(会員・非会員とも/学生一律200円)
◼︎ 担当事務局 松田・岡崎・青羽・岩崎
◼︎ 問 合 先 090–3224–8584(坂本)



2月 第828回 研究会
冬の高尾山の植物の生活ぶり
高尾山は、薬王院の境内林として保護されていたことなどから豊かな自然林やスギの巨木が馴染み深い。シーズンには賑わってゆっくりとした観察がかないませんが、牧野先生が歩いた山道をたどり、シモバシラの霜柱には遅いですが、冬枯れと春に向けた密かな植物たちの営みが確認できます。特に、地質と地形の違いによる植物の生活ぶりと健気な冬の姿と陽だまりハイキングを楽しみましょう。
(係:牧野澄夫・坂本アヤ子)

◼︎ 期 日 2月12日(月)雨天中止
◼︎ 集 合 京王線 高尾山口駅 10時
◼︎ 講 師 谷本 𠀋夫(本会会長・宇都宮大学名誉教授)
◼︎ 参加費 500円(非会員1000円/学生一律200円)
◼︎ 当日の連絡先 090-3224-8584(坂本)

3月 第829回 野外研究会
上野公園のサクラ
江戸時代から、上野の山は花見の名所として親しまれ、不忍池周辺には茶屋が建ち江戸有数の行楽地であった。この上野公園に、明治政府の売り払い計画や病院建設で開発計画が起こり、ボードワンが公園として残すように提言した。明治に入ると我が国、最初の公園として開設され、現在においても、都心における貴重な緑として残された。台地と不忍池の間の崖線には、かつて海辺の名残と考えられるタブノキが生育し、豊かな森を形成してきた。春に向けて活動を始めた公園内の樹木を観察することにいたします。(係:長島秀行・松田敬子)

◼︎ 期 日 3月18日(月) 小雨催行
◼︎ 集 合 JR上野駅 公園口(東京文化会館側) 10時
◼︎ 講 師 谷本 𠀋夫(本会会長・宇都宮大学名誉教授)
◼︎ 参加費 500円(非会員1000円/学生一律200円)
◼︎当日の連絡先 090-4751-6183(松田)

4月(1) 第830回 野外研究会
新治市民の森
春の植物がたくさん観察できる「にいはる市民の森」で行います。ここの情報を下さった手塚さんにご案内していただきます。場所が広いので森・斜面・ひろば・草地など場所によって見る植物が違ってきますが皆で探してみたいと思います。季節的に見られるものにはシュンラン、ホトケノザ、キランソウ、ヒメオドリコソウ、キュウリグサ、ホタルカズラ、キンラン、ムラサキケマン、チゴユリ、フデリンドウ、トウダイグサ、樹木類はミツマタ、コブシ、キブシ、サクラ類など数えきれません。参加お待ちしております。(係:坂本アヤ子・青羽美津子)

◼︎ 期 日 4月11日(木) 雨天中止
◼︎ 集 合 横浜線 十日市場駅 南口 9時30分
◼︎ 講 師 手塚 武博(本会会員)
◼︎ 参加費 500円(非会員1000円/学生一律200円)
◼︎当日の連絡先 090-3224-8584(坂本)

4月(2) 第831回 野外研究会
真鶴半島
神奈川県の西南端に位置する、相模湾に突き出た半島で、その先端附近は「御林」(おはやし)と呼ばれる樹林が広がります。樹林の入口にある中川一政美術館でバスを降り、「御林」の中を三ツ石海岸まで歩き、昼食後、海岸沿いの遊歩道を行き、美術館まで戻ります。原生林そのものではないのですが、三百年近く大きな改変がないため、極相林的な趣が漂います。海浜性の草木(ハマエンドウ、ハマダイコン、ハマボウフウ他)を観察し、牧野博士が真鶴半島での採集品をもとに発表したクジャクフモトシダや、本州では分布が限られるハマホラシノブも見ることができます。(係:森弦一)

◼︎ 期 日 4月25日(木)
◼︎ 集 合 東海道線 真鶴駅前 9時10分
(交通の例:東京駅7:28発(熱海駅行き)→真鶴駅9:03着、駅前から9:25発ケープ真鶴線バス乗車、中川一政美術館で下車、そのあと徒歩で観察行。)
◼︎ 講 師 松岡 輝宏 氏(日本シダの会、小田原の植物研究会、他)
◼︎ 参加費 500円(非会員1000円/学生一律200円)
◼︎当日の連絡先 090-2462-8872(森)

  1. 野外研究会は通常午後にわたりますので、弁当や飲料をご持参ください。
  2. ルーペやカメラ、図鑑類、メモ帳、ものさし、会員バッジ(会員のみ)、くすり、健康保険証などご用意ください。
  3. 安全性のある観察に適した靴と服装(帽子着用)でご参加ください。必要に応じ、雨具、レインスパッツ、手袋、長靴などもご準備ください。
  4. 参加費(500円/非会員1000円/学生は一律200円)は講師謝礼・資料代・保険料に関わる費用です。非会員の方の参加費は2016年3月6日運営会議で改定されました。ただし、行事によって費用の異なる場合があります。
  5. 申込制以外の場合も、できるだけホームページから申込んでください。

  • ※会員以外の方も研究会に参加できます。
  • ※研究会では講師がご案内しますので初心者の方でも安心してご参加できます。
  • ※参加にあたっての注意点は、各詳細で事前に必ずご確認ください。